リョービ、国際帝石、JDIなど

Fisco

発行済 2016年03月17日 16:26

リョービ、国際帝石、JDIなど

(T:9006) 京浜急行 963 -28売り先行。
前期に業績予想の修正を発表、最終損益は130億円の黒字予想から40億円の赤字に下方修正、1949年の上場以来初の赤字となるもよう。
三浦半島で進めてきた宅地開発や鉄道延伸の計画を凍結、これに伴い約180億円の損失が発生する。
赤字転落をネガティブ視する動きが先行も、みずほ証券では、今回の評価損計上は来期の不動産事業営業利益の増加にもつながっていくとみられポジティブに評価したいとしている。
(T:2678) アスクル 4285 +220大幅高。
前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は68.3億円で前年同期比74%増益、通期予想は80億円から85億円に上方修正している。
注目されるLOHACOは大幅増収にもかかわらず、投資先行局面が続いて依然赤字計上の状況。
上方修正された通期予想は市場予想を下回っているが、実績値はコンセンサス上振れでもあり、やや保守的な計画としてポジティブな見方が優勢。
(T:6740) JDI 239 -2買い先行も伸び悩み。
国内前工程工場の一部ライン停止、中国後工程工場の統廃合に向けた減損処理、国内人員の早期退職などといった構造改革を発表、16.3期に約140億円の特別損失を計上する予定。
構造改革の実施はアナウンスされており、昨日はその詳細を発表した形。
説明会では、年間約170億円の固定費削減効果が明確に示されたもよう。
収益改善への期待感が先行する格好になったが、クレディ・スイス証券(CS)では、厳しい競争環境などから、期待は継続しがたいとしている。
(T:5851) リョービ 451 +48上昇率3位。
前日に業績・配当予想の上方修正を発表している。
営業利益は113億円から123億円、前期比35%増益にまで、最終利益は税金費用の減少も織り込んで従来予想の62億円から88億円にそれぞれ上方修正。
また、期末配当金も4円から5円に引き上げ、年間配当金は前期の8円から9円にするとしている。
(T:1605) 国際帝石 930.8 +21.8買い優勢。
原油市況の上昇が買い手掛かり材料となっている。
前日のNY原油先物は前日比+5.8%と急反発、3週間ぶりの上昇幅となっている。
一部の産油国が生産水準維持についての協議を再開する計画が明らかになり、今後の市況先高期待などが高まる格好になったようだ。
また、原油在庫の増加幅が予想を下回ったことも支援材料に。
原油高メリット銘柄である同社の見直し買いにつながる。
(T:6502) 東芝 191.8 -16.6急速に伸び悩みマイナス圏に。
一部報道では、原発子会社WHの会計を巡って、米司法省とSECが調査を開始したと伝わっている。
減損損失13億ドルを隠した疑いのもようだ。
これまでも、不正会計問題がWHにまで広がるかどうかの懸念が強まっていたが、足元ではやや警戒感も薄れてきていただけに、あらためて先行き不安が再燃する状況になっているようだ。
なお、17年3月期に純損益1000億円規模の黒字目標と伝わっていたことで、前場は堅調な動きとなっていた。
(T:3391) ツルハHD 11240 +450しっかり。
大和証券では、レーティング「1」を継続で、目標株価を11500円から12000円に引き上げている。
暖冬の影響などがあったものの、既存店売上は好調に推移しており、第3四半期決算は売上高・利益ともに計画を上振れる格好になったと指摘している。
第3四半期から連結化したレディ薬局の利益貢献にも期待が持てると。
なお、前日にはゴールドマン・サックス証券(GS)、野村證券が投資判断「買い」推奨で目標株価を引き上げている。
(T:1969) 高砂熱学 1509 -50続落。
前日に通期業績予想の上方修正を発表、営業利益は従来予想の77億円から84億円に上方修正している。
受注高の増加や工事の順調な進捗が業績上振れの背景に。
ただ、第3四半期累計の営業利益は前年同期比63%増であったのに対して、上方修正数値を前提とした1-3月期は同20%減益の水準となり、修正幅は期待値以下といった見方が優勢のようだ。
(T:3088) マツキヨHD 5880 +160しっかり。
前日に年間配当金を従来予想の80円から85円に引き上げると発表している。
前期実績は60円であった。
化粧品や医薬品の販売好調による業績の拡大が背景となっている。
第2四半期決算発表時に続く配当予想の引き上げにインパクトもあるようだ。
また、前日には訪日外客数が発表されているが、想定以上に底堅い推移となったことも、インバウンド関連の中核銘柄としてポジティブに捉えられている。

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