(T:6501) 日立製 493.6 +17.5売り先行後は切り返す展開に。
今期営業利益は5400億円で前期比15%減益の見通し、市場予想は1000億円程度下回っていると見られる。
グループ会社の非連結化の影響など特殊要因もあり、実質的には想定の範囲内と捉える見方も。
また、野村證券では、構造改革費用の積み増しなど収益性改善ペースの再加速に注力する、ぶれない経営陣の方針を評価などともしている。
(T:7267) ホンダ 2945 -11.5売り先行。
先週末に決算を発表、前期営業利益は5034億円で前期比25%減益、今期は6000億円で同19%増益の見通しとなっている。
市場予想は前期が7000億円、今期が7300億円程度であった。
前期実績の下振れは品質関連費用の追加計上が背景であり、それを除くベースでは市場予想を上振れの格好に。
ただ、今期の下振れをマイナス視の動きが優勢、野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「リデュース」に格下げ。
(T:8411) みずほFG 162.9 -1.2もみ合い。
先週末に16.3期の決算を発表している。
純利益は6709億円で前期比9.6%増益、一方、今期は6000億円で同10.5%減益の見通しとなっている。
市場コンセンサスとの比較では、前期実績は小幅な上振れ、今期見通しはほぼ一致する格好に。
決算インパクトは限定的、自己資本比率の中計目標値から自社株買いのタイミングが遠のいたとの見方もあるが、マイナス金利導入による過度な影響懸念などは薄れる形にも。
(T:5105) 東洋ゴム 1269 -306急落で下落率2位。
先週末に第1四半期の決算を発表、営業利益は120億円で前年同期比5%減益、通期計画は550億円から520億円に下方修正している。
為替の円高や原材料費の動向などを反映させているもよう。
SMBC日興証券では投資判断を「1」から「2」に格下げ、目標株価も2800円から1800円に引き下げている。
通期営業利益予想を670億円から550億円まで減額修正しているようだ。
(T:6986) 双葉電子 1858 +237大幅高。
先週末に決算を発表、前期営業利益は14.9億円で前期比21.5%減益、従来予想17億円をやや下回った。
一方、今期は35億円で同2.3倍と急拡大の見通しに。
また、特別配当の実施方針を発表、今期から3期間、特別配当60円を実施する計画としている。
普通配当を含めて今期は88円配当、先週末終値をベースにすると配当利回りは5.4%の水準となる。
(T:5802) 住友電工 1438.5 +179.5急伸。
先週末に決算を発表、前期営業利益は1435億円で前期比6.7%増益、従来予想の1500億円をやや下回る着地に。
一方、今期は1600億円で同11.5%増益の見通しとしている。
今期見通しは市場コンセンサス水準に近く、安心感が優勢となる形のようだ。
また、決算発表と同時に上限200億円の自己株取得を発表している。
設備投資と株主還元の両立を進めている点をあらためて評価する格好にも。
(T:4911) 資生堂 2692.5 +242大幅反発、一気に年初来高値を更新している。
先週末の引け後に第1四半期の決算を発表、営業利益は221億円で前年同期比76%の大幅増益となっている。
また、上半期予想は110億円から160億円に増額修正しており、想定以上の好決算と捉えられている。
インバウンド消費の拡大が好業績の主な要因となっているもよう。
(T:1911) 住友林業 1459 +67買い優勢。
野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も1640円から1930円に引き上げている。
海外住宅、海外山林、バイオマスなど多角化が収穫期を迎えるなど、日本の新設住宅に依存した収益構造から、事業構造が大きく変わる局面にきている点を注目としている。
また、連結子会社Gehanを4月末に完全子会社としたことで、被支配株主へ流出する利益が減少することもポジティブ視。
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