日経平均は続落、重要イベント控え模様眺めムード
Fisco
発行済 2016年06月10日 15:59
日経平均は続落、重要イベント控え模様眺めムード
9日の米国市場では、原油安を受けてNYダウが19ドル安となった。
先物・オプションSQ（特別清算指数）に絡んだ商いは若干の買い越しとの観測だった。
日経平均は30円安からスタートして下げ幅を広げたが、前場は為替相場が円高一服で落ち着きを見せたことから16500円台後半でもみ合う展開となった。
NY原油先物価格が時間外取引で下げ幅を拡大し、日経平均は後場に一時16500円を割り込む場面もあった。
ただ、来週に日米の金融政策を巡る重要イベントを控え、模様眺めムードが強かった。
大引けの日経平均は前日比67.05円安の16601.36円となった。
東証1部の売買高は22億0721万株、売買代金は2兆4548億円だった。
業種別では、鉱業、鉄鋼、石油・石炭製品が下落率上位だった。
一方、上昇したのは空運業、精密機械、金属製品など4業種のみだった。
個別では、ソフトバンクグ (T:9984)、三井住友 (T:8316)、ファーストリテ (T:9983)、ファナック (T:6954)、みずほ (T:8411)などが軟調。
原油安を受けて石油資源 (T:1662)が4％超下落したほか、資源関連銘柄が売られた。
住友鉱 (T:5713)やＤＯＷＡ (T:5714)は一部証券会社による投資評価引き下げもあり下げが目立った。
また、ホソカワミクロ (T:6277)、博報堂ＤＹ (T:2433)、住友鉱などが東証1部下落率上位となった。
一方、トヨタ自 (T:7203)、三菱ＵＦＪ (T:8306)、ＫＤＤＩ (T:9433)、アステラス薬 (T:4503)、塩野義薬 (T:4507)などがしっかり。
東エレク (T:8035)は2％高。
引き続き中小型株が物色され、Ｖテク (T:7717)が売買代金上位に顔を出した。
また、ヤフー (T:4689)による株式公開買付け（TOB）が発表されたイーブック (T:3658)はストップ高比例比例配分となり、芦森工 (T:3526)やサンケン電 (T:6707)などとともに東証1部上昇率上位となった。
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が書いた: Fisco
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