テスラCEOとアリババ創業者がAI大会で対談、貿易戦争には触れず

Reuters

発行済 2019年08月29日 18:49

テスラCEOとアリババ創業者がAI大会で対談、貿易戦争には触れず

[上海 29日 ロイター] - 年次の世界人工知能(AI)大会(WAIC)が29日に上海で開幕し、オープニングイベントの一環として米電気自動車(EV)メーカーであるテスラ (O:TSLA)のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)と中国電子商取引大手アリババ (N:BABA)創業者の馬雲(ジャック・マー)氏が対談した。

ライブ配信された対談で両氏は火星やAIについて話し合ったが、米中貿易戦争の話題は避けた。一部の聴衆からはがっかりしたとの声が聞かれた。

両氏がそろって公の場に姿を見せるのは初めて。対談の予定が発表された際には、米中貿易摩擦、テスラが上海に建設している工場、ジャック・マー氏の迫り来るアリババからの引退といったトピックについて話し合うのではないかとの憶測が出ていた。

しかし、両氏はこうした話題には触れず、30分強にわたってAIを中心とするテクノロジーが将来をいかに形づくるかについて対談。マー氏はマスク氏に対し「私は常にあなたのテクノロジーに対するビジョンに舌を巻いている」と持ち上げた。