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米ペイパル、暗号通貨「リブラ」運営協会を脱退へ

発行済 2019-10-07 08:20
更新済 2019-10-08 08:21
米ペイパル、暗号通貨「リブラ」運営協会を脱退へ
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[ワシントン 4日 ロイター] - 米決済サービス大手ペイパル (O:PYPL)は4日、米フェイスブック (O:FB)が導入を計画している暗号通貨(仮想通貨)「リブラ」の運営団体「リブラ協会」から脱退すると発表した。自社のコア事業に注力するという。

ペイパルは「リブラが目指すものは引き続き支持しており、将来の協力の方法について対話を続けることを希望する」と表明した。

ブルームバーグは1日、ペイパルのほか、米クレジットカード大手のビザ (N:V)やマスターカード (N:MA)、オンライン決済のストライプが「リブラ」計画への正式な参加について決定していないと報道。その後、計画への参加見送りを発表したのはペイパルが初めて。[nL3N26N0BB]

リブラ協会はペイパルの発表を受け、金融システムを「再構築」する取り組みが前途多難であることは認識していると表明。金融システムを金融機関寄りではなく消費者寄りに「再構築」するための変革は困難な道のりになるとした上で、「その使命を果たす決意が何よりも重要だ。決意がないのであれば、早期に分かったほうがいい」との見解を示した。

フェイスブックはコメントを控えた。

ペイパルの脱退を受け、リブラ協会のメンバーは28社となった。この中にはウーバー・テクノロジーズ (N:UBER)やリフト (O:LYFT)、スポティファイ (N:SPOT)などが含まれる。

*記事の内容と写真を追加しました。

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