サムスン・ディスプレー、生産ライン刷新へ5年で110億ドル投資

Reuters

発行済 2019年10月10日 16:55

サムスン・ディスプレー、生産ライン刷新へ5年で110億ドル投資

[ソウル 10日 ロイター] - 韓国サムスン電子 (KS:005930)の子会社で米アップル (O:AAPL)に部品を供給するサムスン・ディスプレーは10日、生産ラインの刷新に向けて2025年までに13兆1000億ウォン(110億ドル)を投資すると発表した。

スマートフォンやテレビの世界的な需要が弱まる中、同社は深刻な過剰供給に直面している。

生産施設に10兆ウォンを投じ、残りはより上位のスクリーンの生産に向けた研究開発に充てる方針。

同社は発表文書で、今回の投資を通じて、国内の液晶ディスプレー(LCD)生産ラインの一つを、より上位の「量子ドット」スクリーンを量産できるよう転換すると説明。

新たに刷新される「量子ドット」ラインの操業は2021年に開始予定で、月間生産能力は3万シートを見込んでいる。