「世界最速の男」ボルト氏出資企業、電動キックボードで日本参入

Reuters

発行済 2019年11月15日 19:55

「世界最速の男」ボルト氏出資企業、電動キックボードで日本参入

[東京 15日 ロイター] - 「世界最速の男」と呼ばれる陸上男子100メートル世界記録保持者のウサイン・ボルト氏が出資・創設者の1人として関わる超小型モビリティ企業の米ボルト・モビリティが15日、東京都内で日本での事業展開について会見した。米国やフランスに続き、日本でも電動キックボードのシェアリングサービスを広げたい考えで、まずは2020年までに私有地扱いとなる大学構内の約40カ所で展開を目指す。

電動キックボードは欧米を中心に普及が進んでおり、自動車よりも近距離をカバーする移動手段として注目を集めている。新興企業を中心に海外でシェアリングサービスが普及。日本では米大手の「Lime(ライム)」と「Bird(バード)」が今年、実証実験を行ったほか、「Luup(ループ)」(東京・渋谷)なども各自治体と組んで実証実験に乗り出している。自動車メーカー大手では独BMW (DE:BMWG)などが商品化しているほか、米フォード (N:F)が昨年、電動キックボードのシェアリング新興企業「Spin(スピン)」を買収した。