トランプ氏、アップルCEOに5G関与打診 中国に対抗心

Reuters

発行済 2019年11月22日 02:24

トランプ氏、アップルCEOに5G関与打診 中国に対抗心

[21日 ロイター] - トランプ米大統領は21日、米国での第5世代(5G)移動通信網のインフラ整備に米アップル (O:AAPL)が関与できないか、ティム・クック最高経営責任者(CEO)に尋ねたことを明らかにした。

米国は5Gを巡って華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]に代表される中国との覇権争いにしのぎを削っており、中国への対抗意識の表れとみられる。

トランプ氏はツイッターで「アップルはすべてを兼ね備えている。お金や技術、ビジョンがあり、クック氏もいる!」と投稿した。

5Gは4Gと比較して50ー100倍の通信速度があるとされ、産業界に大きな変化をもたらすとみられている。米国企業では通信用半導体のクアルコム (O:QCOM)や通信機器のシスコシステムズ (O:CSCO)などの動向が注目される。

トランプ氏は20日、テキサス州にあるアップルのパソコン工場を視察した。視察にはクック氏も同行した。トランプ氏は、アップルが中国から輸入する製品や部材への関税を免除するかどうを検討していると明らかにした。