韓国の株価指数ウエート規制案、サムスン株売却につながる見通し

Reuters

発行済 2020年01月23日 16:48

韓国の株価指数ウエート規制案、サムスン株売却につながる見通し

[ソウル 23日 ロイター] - 韓国のKOSPI200株価指数における各構成銘柄のウエートの上限が今年30%に引き下げられることに関連し、アナリストらは、同指数に連動するファンドが最大6億8500万ドル相当のサムスン電子株を売却することになるとの試算を明らかにした。

韓国取引所の関係者は23日、主要株価指数において単一銘柄のウエートが過度に大きくなるのを防ぐ目的で2018年に提案した上限引き下げの規則について、年内に実施する方針を示した。

市場は今年前半の導入を予想している。

サムスン電子 (KS:005930)は23日の株価6万0900ウォンで計算するとKOSPI200 (KS200)に占めるウエートが33%となる。韓国取引所は、特定の株式銘柄が30%の上限を超えているか判断する際、市場価格の3カ月平均を用いるとみられている。