ソフトバンク元社員逮捕、機密情報取得の疑い ロシアに提供か

Reuters

発行済 2020年01月26日 09:24

ソフトバンク元社員逮捕、機密情報取得の疑い ロシアに提供か

[東京 26日 ロイター] - ソフトバンク (T:9434)は25日、同社の元社員が不正競争防止法違反の疑いで警視庁に逮捕されたと発表した。警視庁は元社員が会社の機密情報を不正に取得し、ロシア側に渡した疑いがあるとみていると報じられている。

ソフトバンクは、元社員が同社の作業文書などを無断で社外に持ち出したとする一方、顧客の個人情報や通信の秘密に関わる情報など機密性の高い情報は一切含まれていないとしている。

共同通信などは、元社員が在日ロシア通商代表部の情報機関員とみられる職員に情報を渡した疑いがあると報じている。警視庁は外務省を通じてロシア側に対し、職員の男など2人の出頭を要請したという。