サムスン電子、新機種の試用向け宅配サービス開始 ウイルス対策で

Reuters

発行済 2020年02月18日 13:44

サムスン電子、新機種の試用向け宅配サービス開始 ウイルス対策で

[ソウル 18日 ロイター] - 韓国のサムスン電子 (KS:005930)は、新製品を試したい顧客向けにスマートフォンの宅配サービスを開始した。新型コロナウイルスを巡る状況を踏まえ、販売促進イベントを中止する中、店舗の売り上げ不振が見込まれることが背景。

世界のスマホ業界は、中国を中心とした新型コロナウイルスの感染拡大によって最も打撃を受けているIT(情報技術)セクターの一角で、事業への影響を最低限にとどめるべく対策に取り組んでいる。

アナリストによると、世界最大のスマホ市場である中国の需要は新型ウイルスの影響により、第1・四半期に半減する可能性がある。

米アップル (O:AAPL)は17日、新型コロナウイルスの感染拡大が中国での同社製品の生産と需要の両方に影響を与えているため、1─3月期の売上高が会社予想に届かない見通しだと発表した。

アプリを入手する
Investing.comで、世界の金融市場の最新動向をチェックしましょう!
今すぐダウンロード

また、中国のスマホメーカー、小米科技(シャオミ) (HK:1810)は国内全土で旅行や大規模集会が規制されていることから先週、スマホ発表イベントのライブ配信を余儀なくされた。

先週に新たな折り畳みスマホや旗艦機種「ギャラクシーS」の新モデルを発表したサムスン電子も、実店舗でのマーケティングを縮小。新型ウイルスの感染拡大への懸念から、店舗内で最新機種を試すことができるコーナーの大幅削減や、「ギャラクシー・ファン・パーティー」などの販促イベントの見送りを決定した。

サムスンのウェブサイトによると、新モデル「ギャラクシーS20」の体験コーナーは9カ所となる。「ギャラクシーノート10」シリーズの際に設けた130のコーナーを大幅に下回る。

複数の関係筋によると、「S20」を試したい顧客には自宅までスマホを配達し、最大24時間の利用を可能にするという。利用可能時間が終わると配達員が訪問し回収する。

関係筋の1人は「コロナウイルスの問題により店舗での体験が少なくなることから新サービスを導入している」と語った。ただ、このサービスを利用できるのは韓国国内の一部地域に限定される可能性があるという。

金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。 上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある場合は英語版が優先されます。

ログアウト
本当にログアウトしますか?
いいえあり
キャンセルあり
変更を保存