韓国サムスン、国内でメモリー生産ライン増設へ PC需要増で

Reuters

発行済 2020年06月01日 13:06

[ソウル 1日 ロイター] - 韓国サムスン電子 (KS:005930)は1日、国内でNAND型フラッシュメモリーの新たな生産ラインの建設を開始したと明らかにした。

新型コロナウイルスの流行で在宅勤務が増え、PC(パソコン)やコンピューター・サーバーの需要が高まっている。サムスンは、ソウル郊外の平沢(ピョンテク)市の工場にNAND型フラッシュメモリーの生産ラインを増設し、来年後半に量産体制としたい考え。生産体制の増強により、次世代通信規格「5G」対応スマートフォンなど向けの需要にも対応できるとしている。

生産ライン建設のための投資額は明らかにしていないが、アナリストは7兆ウォン(57億ドル)─8兆ウォンとみている。