中国アリババ傘下アントのIPO、ルビオ米上院議員が延期訴える

Reuters

発行済 2020年10月10日 18:59

更新済 2020年10月10日 19:09

[ワシントン 9日 ロイター] - 米共和党のマルコ・ルビオ上院議員は9日、米政府に対し、中国の電子商取引大手アリババ・グループ (HK:9988)傘下の金融会社アント・グループの新規株式公開(IPO)を延期する選択肢を検討すべきだと主張した。

中国企業を調査するようトランプ政権に訴えてきた同議員は、ロイターへの文書の中で、「中国共産党は、香港の自由と自治をあからさまに抑圧している。ウォール街がアント・グループの香港・上海IPOを取りまとめて、中国共産党に報いるなど言語道断だ」と表明。「米政権はアント・グループのIPOを延期できる選択肢がないか真剣に検討すべきだ」とした。

中国最大のスマートフォン決済「アリペイ(支付宝)」を運営するアント・グループは、香港と上海両市場への上場を計画。香港のIPOでは、中国国際金融 (HK:3908)、シティグループ (N:C)、JPモルガン (N:JPM)、モルガン・スタンレー (N:MS)がスポンサーを務めている。共同グローバルコーディネーターはクレディ・スイス (S:CSGN)。ゴールドマン・サックス (N:GS)もIPOに関与している。

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