エヌビディアへのアーム売却、演算能力向上をけん引へ=孫正義氏

Reuters

発行済 2020年10月23日 09:07

[東京/ドバイ 22日 ロイター] - ソフトバンクグループ (T:9984)の孫正義会長兼社長は22日、英半導体設計大手アーム・ホールディングスを米半導体大手エヌビディア (O:NVDA)に売却する計画について、演算能力の向上をけん引することになるとの見方を示した。

サウジアラビア主催の人工知能(AI)に関するバーチャルイベントで語った。AIが社会の大転換をもたらすとの認識も改めて示した。9月にアーム全株式を最大400億ドルで売却すると発表して以来、初めて公の場でコメントした。

アーム売却を巡っては、半導体業界での中立的なサプライヤーとしての立場が脅かされるとの懸念がある。

孫氏は来週、ソフトバンクグループの法人顧客およびサプライヤー向けイベント「ソフトバンクワールド」でエヌビディアのジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)と話す予定。