グーグル、EUデジタル新規制案への対抗措置強化

Reuters

発行済 2020年10月29日 11:25

[ブリュッセル 28日 ロイター] - 米グーグル (O:GOOGL)は、欧州連合(EU)のIT分野での厳しい新規制に対抗する60日間の戦略を開始した。米政府などと協力して、EUの担当高官に反対の意思を示すほか、新規制がコスト高につながることを説明する。ロイターがこのほど入手した、同社の10月付の内部文書で判明した。

EU欧州委員会は12月2日に「デジタルサービス法(DSA)」案を公表する。立法にはEU諸国や欧州議会からの提案との調整が必要になる。

DSA案をめぐっては、ビジネスモデルへの影響を懸念する米IT大手に加え、一部の欧州同業が激しいロビー活動を繰り広げている。