仏競争委、米アップルのプライバシー保護機能を擁護

Reuters

発行済 2021年03月18日 02:10

[パリ 17日 ロイター] - フランス競争委員会のイザベル・ドシルバ委員長は17日、米アップルが導入予定のプライバシー保護機能を巡る広告業界からの停止要請を退けた。ただアップルが自社の製品やサービスを不当に優遇しているかどうかについて調査を続けるとした。

ユーザーはアップルの新機能「App Tracking Transparency」により、さまざまなアプリの利用状況を広告主が追跡することを阻止できる。

広告団体のIABフランスとMMAF、SRI、UDECAMは昨年、新機能でも、アップルが自社の基本ソフト(OS)「iOS」ユーザーの事前同意を得ずに的を絞った広告を送ることができると競争委員会に訴えていた。