サムスン電子のテキサス州半導体工場、生産が通常水準近くに

Reuters

発行済 2021年03月30日 17:52

[ソウル 30日 ロイター] - 韓国のサムスン電子は30日、米テキサス州オースティンの半導体工場の生産が、先週時点で通常の水準近くまで戻ったことを明らかにした。

同工場では1カ月以上にわたって生産が混乱、世界的な半導体不足を悪化させる要因となっていた。テキサス州では寒波の影響で複数のメーカーの半導体工場が2月16日に操業を停止していた。

サムスンは、生産がいつ完全に正常化するかについてはコメントを控えた。

調査会社トレンドフォースによると、同工場では、米クアルコムの5G用の高周波半導体と、サムスンのディスプレー用半導体、画像センサー半導体が、月間生産の約65%を占めている。

ソウルの複数のアナリストによると、電源管理用IC (PMIC)のほか、電気部品を制御する半導体も少量、生産している。