米ITC、SKイノベの特許侵害認めず LGエナジーの訴え退け

Reuters

発行済 2021年04月01日 14:18

更新済 2021年04月01日 14:36

[ソウル 1日 ロイター] - 米国際貿易委員会(ITC)は31日、韓国の電池メーカー、LGエナジーソリューションが特許侵害でSKイノベーションを訴えていた問題で、特許侵害はなかったとの仮決定を下した。

これを受けてSKの株価は一時15%上昇した。

LGエナジーがSKに対して起こした一連の訴訟で、ITCがLG側に不利な仮決定を出すのは初めて。同社は韓国LG化学の100%子会社。

LGエナジーは文書で「ITCの決定は遺憾だが、われわれはこれを尊重する。残る手続きに向けて、仮決定の詳細を精査して特許侵害の証明につなげたい」とした。

仮決定は今後、ITC全委員によって見直される。最終決定は8月2日に発表される見込み。