インテル、自動車向け半導体生産で協議 6─9カ月以内に=CEO

Reuters

発行済 2021年04月13日 07:49

[12日 ロイター] - 米インテルは、自動車業界の半導体不足問題を受け、同業界向けに半導体を生産するための協議を行っている。パット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)が12日、ロイターに明らかにした。

自動車メーカー向け半導体の設計を手掛ける企業がインテルの工場ネットワークで生産する方向で協議を進めており、6─9カ月以内の生産を目指しているという。

ゲルシンガー氏はこの日、半導体関連サプライチェーン(供給網)の問題を巡りホワイトハウス当局者と会談した。

インテルは半導体設計・生産の双方を手掛ける数少ない半導体メーカーの一つ。

同社は先月、半導体受託生産世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)や韓国のサムスン電子などアジアのライバル企業に対抗するため、半導体の受託生産に乗り出す方針を示したほか、米国と欧州に工場を新設すると発表した。