[ワシントン 20日 ロイター] - 米サイバーセキュリティー大手ファイア・アイは20日、米ネットワークセキュリティー会社ソニックウォールの電子メール保護製品の脆弱性を利用したハッキングが行われていたと明らかにした。
ソニックウォールは発表文で、ハッカーが同社製品の脆弱性を通じて顧客のシステムに侵入したと指摘し、直ちに欠陥を修正した新バージョンにアップグレードするよう呼び掛けた。
ファイア・アイ傘下のマンディアントでシニア・バイス・プレジデントを務めるチャールズ・カーマカル氏は、ハッカーがこの脆弱性を利用して標的としたネットワークに「かなり大きな足掛かり」を容易に得た可能性があるとの見方を示した。
被害に遭ったのは「5社未満」とし、ハッカーの正体ははっきりとは分からないと述べた。