東芝、4─6月期は48億円の営業赤字 半導体不足や素材高響く

Reuters

発行済 2022年08月10日 15:30

更新済 2022年08月10日 17:46

[東京 10日 ロイター] - 東芝は10日、2023年3月期第1・四半期(4─6月期、米国基準)の営業損益が48億円の赤字(前年同期は145億円の黒字)になったと発表した。為替の円安基調はプラスに寄与したものの、半導体不足や資材高騰の影響が響いた。

売上高は前年比1.8%増の7406億円と増収となったが、素材・輸送費高騰が94億円、半導体不足が30億円それぞれ営業損益を押し下げた。セグメント別では、ビル事業、原子力、火力などの大型発電設備などを手掛けるエネルギーシステム、半導体事業のデバイス&ストレージなどで減益が目立った。