印首相、訪米最終日はアップル幹部らと会談 中国には言及せず

Reuters

発行済 2023年06月24日 03:36

更新済 2023年06月24日 05:46

[ワシントン 23日 ロイター] - 米国を国賓として訪問中のインドのモディ首相は、最終日となる23日、首都ワシントンでバイデン米大統領とともにハイテク企業大手の最高経営責任者(CEO)らと会談した。

ホワイトハウスの発表によると、会談に参加したのはアップルのティム・クックCEO、アルファベット傘下グーグルのスンダー・ピチャイCEO、マイクロソフトのサティア・ナデラCEOら。ほかにも、生成人工知能(AI)「Chat(チャット)GPT」を開発した米オープンAIのサム・アルトマンCEO、インド企業からはマヒンドラグループの総帥アナンド・マヒンドラ氏、インド大手財閥リライアンス・インダストリーズを率いるムケシュ・アンバニ氏らも出席した。

<中国を意識してのものではない>

今回の訪米でモディ氏は、新たな防衛・技術協力で合意し、二国間関係の深化を図った。

バイデン政権がモディ氏を国賓として招いた背景には、米中の対立が深まる中、世界最多14億人の人口を擁する第5位の経済大国・インドとの距離を縮めようとする狙いがある。