[15日 ロイター] - インターネット百科事典「ウィキペディア」のロシア版「ルウィキ(Ruwiki)」の本格運用が15日から始まる。ロシアメディア各社が伝えた。
報道によると、プーチン大統領は、ウィキペディアに代替するルウィキを2022年5月に承認。23年にベータ(試用)運用が始まった。ルウィキのコンテンツはウィキペディアのロシア語版を上回るとコメルサントは伝えた。
ロシアは、22年2月のウクライナ侵攻開始後、オンライン・コンテンツへの取り締まりが強化したが、ウィキペディアは閲覧禁止にする計画はないとしている。
イズベスチヤによると、試用期間中の平均的な利用者のサイト滞在時間は6分以上、平均閲覧深度は5ページ以上だったという。
コメルサントによると、ルウィキの創設者は、プロジェクトの費用や出資者を明らかにしていない。