イラン、あらゆる手段で原油輸出へ 米国の圧力に屈せず=通信社

Reuters

発行済 2019年10月07日 09:54

イラン、あらゆる手段で原油輸出へ 米国の圧力に屈せず=通信社

[ドバイ 6日 ロイター] - イランのザンギャネ石油相は、米国の圧力にイランは屈しないと言明し、あらゆる手段を尽くして原油を輸出する考えを示した。シャナ通信が6日報じた。

米国が2015年にイラン核合意から離脱し、同国に対する経済制裁を復活したことを受け、イランの原油輸出は8割以上減少している。

ザンギャネ石油相は「イランはあらゆる手段を使って原油を輸出する。原油輸出はイランの正当な権利であり、米国の圧力に屈することはない」と述べた。

イランに対する米国の圧力強化を受け、外国企業はイランでの事業に消極的になっている。

同国の南パルスガス田では昨年、米国の制裁再開を受けて第11フェーズの開発から仏トタル (PA:TOTF)が撤退し、中国石油天然ガス集団(CNPC)が運営主体となったが、CNPCも昨年末、米国の圧力を受けて同ガス田への投資を停止した。