EU、防衛協力強化で合意 米とは別に独自に兵器開発へ

Reuters

発行済 2019年11月13日 01:35

EU、防衛協力強化で合意 米とは別に独自に兵器開発へ

[ブリュッセル 12日 ロイター] - 欧州連合(EU)は12日に開いた国防相会議で、米国とは別に独自に13種類の新たな防衛関連機器や技術などの開発に着手することで合意した。

EUが新たに開発するのは新型巡視船や航空機向け電波妨害対策機器のほか、弾道ミサイル追跡技術など。北大西洋条約機構(NATO)は「脳死状態」にあるとの見解を先週表明したフランスのマクロン大統領が、EUとして防衛面で協力を深める必要があると強調していた。

EUでは仏独を含む23カ国が英国の離脱決定を受け、2017年終盤に防衛協力を巡る協定に署名。協定の下で現在、約47件の共同防衛プロジェクトが進められている。