米海軍、南シナ海で今週2度の「航行の自由」作戦を実施 中国は反発

Reuters

発行済 2019年11月22日 13:24

米海軍、南シナ海で今週2度の「航行の自由」作戦を実施 中国は反発

[ワシントン 21日 ロイター] - 米海軍は21日、中国が領有権を主張する南シナ海で今週2度の「航行の自由」作戦を実施したことを明らかにした。

中国の魏鳳和国防相は今週、訪問先のバンコクでエスパー米国防長官と会談し、南シナ海で軍事力を誇示したり、緊張を高める行為を中断するよう要求。また、台湾海峡の問題を慎重に扱い、台湾情勢を巡り新たな不確実性をもたらさないよう求めていた。[nL4N27Y14J]

米海軍の報道官がロイターに明らかにしたところによると、同軍の沿岸海域戦闘艦「ガブリエル・ギフォーズ」が20日、中国が実効支配する南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島のミスチーフ礁から12カイリ以内を通過する「航行の自由」作戦を実施。21日にはミサイル駆逐艦「ウェイン・E・マイヤー」を西沙(同パラセル)諸島の周辺海域に派遣した。