アルゼンチン、財政緊縮より事実上のデフォルト脱却を優先=経済相

Reuters

発行済 2019年12月12日 09:41

アルゼンチン、財政緊縮より事実上のデフォルト脱却を優先=経済相

[ブエノスアイレス 11日 ロイター] - アルゼンチンのマルティン・グスマン経済相は11日、就任後初の記者会見で、当面は一段の歳出削減を推進せずに、生産重視の政策で「事実上のデフォルト(債務不履行)」状態を脱却する必要があるとの考えを示した。

10日に就任したグスマン氏は、アルゼンチン経済は「非常に脆弱」だと指摘。国際通貨基金(IMF)を含む債権者と建設的な関係を維持し、独断的ではない政策決定を行うと約束した。

ただ、IMFとの現在の合意は破綻しているため、見直す必要があるとした。