独首相、ロシア産ガス輸送管巡る米制裁に報復しない意向

Reuters

発行済 2019年12月19日 11:28

独首相、ロシア産ガス輸送管巡る米制裁に報復しない意向

[ベルリン/フランクフルト 18日 ロイター] - メルケル独首相は18日、ロシア産天然ガスをドイツへ直送する海底パイプライン「ノルドストリーム2」の建設を請け負う企業に制裁を科す法案が米議会で可決されたことについて、報復措置は取らない意向を示した。

同法案は米国防予算を定める国防権限法(NDAA)案と一体化され、17日に上院を通過した。ノルドストリーム2建設の遅延につながるかどうかは不明。[nL4N28R3U2][nL4N28K1FL]

メルケル氏は「ドイツがこの制裁を認めないと明確に伝えるには、協議以外の方法はない」と述べ、報復措置の可能性を排除。制裁は国外の問題への介入だと批判した。