ノルドストリーム2、ロシア大統領が自力建設を示唆 米制裁で

Reuters

発行済 2019年12月26日 15:07

ノルドストリーム2、ロシア大統領が自力建設を示唆 米制裁で

[モスクワ 26日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は25日、ドイツに天然ガスを送る海底パイプライン「ノルドストリーム2」建設事業について、自国が保有するパイプ敷設船で完成させることが可能との認識を示した。ロシア紙コメルサントが26日、複数の匿名の情報筋の話として伝えた。

米国では今月、ノルドストリーム2敷設事業に参加する企業に制裁を科す法律が成立。これに伴い、スイス・オランダ系のオールシーズが制裁を回避するためパイプ敷設船による敷設作業を中止した。

コメルサントによると、プーチン大統領は25日夜、財界要人らに対し、ロシアがパイプ敷設船を有すると述べるとともに、米国の制裁により完成は数カ月「延びる」見通しを示した。