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シンガポール航空ショー、新型肺炎でボンバルディアなど出展見合わせ続出

発行済 2020-02-04 08:42
更新済 2020-02-04 08:50
シンガポール航空ショー、新型肺炎でボンバルディアなど出展見合わせ続出
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[シドニー/モントリオール 3日 ロイター] - 新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が続く中で、11日から始まるシンガポール航空ショーへの出展を見合わせる航空機メーカーが相次いでいる。これまでにカナダのボンバルディア (TO:BBDb)、米テキストロン (N:TXT)、米ゼネラル・ダイナミクス (N:GD)傘下のガルフストリームなどが不参加を表明した。

シンガポール航空ショーは隔年開催で、メーカーにとって商用機を直接受注する場ではないが、顧客開拓の機会となっている。2018年の前回は、147カ国から5万4000人の関係者が来場し、出展企業は1062社に上っていた。

今年は、新型肺炎の影響でシンガポール政府が全ての中国人と、最近中国渡航歴のある外国人の入国を禁止しており、状況は厳しい。

いまのところ米ボーイング (N:BA)、欧州エアバス (PA:AIR)、米ロッキード・マーチン (N:LMT)などは参加方針を変えていない。

ボンバルディアの広報担当者は「大いに用心する必要から」、今回は一切ビジネスジェットの展示をしないと、ロイターに電子メールで説明した。テキストロンとガルフストリームも、従業員の健康を守るために航空ショーには参加しないと述べた。

ジェット旅客機「C919」を製造する中国商用飛機(COMAC)は、シンガポール政府が中国人と中国機関に対する入国制限を行ったことを理由に、他の中国企業9社とともに不参加の意向を示した。

航空ショーを主催するエクスペリア・イベンツは先週、予定通り開催すると強調しながらも、シンガポール政府の措置によって「今年は出展者と訪問者の数が減るのは間違いない」と認めていた。

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