中国の製油所、3月原油処理量は18年末以来の低水準 回復の兆しも

Reuters

発行済 2020年04月17日 14:48

[北京/シンガポール 17日 ロイター] - 中国国家統計局が17日発表したデータによると、中国の製油所の原油処理量は3月に2018年12月以来の低水準となった。新型コロナウイルス感染拡大により燃料需要が減少する中、大幅な生産削減が続いた。ただ、感染防止策が緩和されるに伴い、回復の兆しも見えつつある。

3月の原油処理量は5004万トン(日量約1178万バレル)で前年比6.6%減少。1─2月は日量1207万バレル、2019年3月は日量1249万バレルだった。

1─3月の処理量は1億4928万トン(日量約1198万トン)で、前年同期比4.6%減少した。

国営の製油所は、新型コロナ感染拡大防止に向けた制限措置が実施される中、稼働率を抑え、点検整備を実施してきた。