妻の大分訪問、事前に聞いていた=安倍首相

Reuters

発行済 2020年04月17日 17:20

[東京 17日 ロイター] - 安倍晋三首相は17日の衆院厚労委員会で、緊急事態宣言の実施期間の延長については判断できないと述べた。人の接触の8割削減を目指しているが現状は実現できていないと説明した。昭恵夫人の大分訪問について事前に聞いていたと述べた。岡本充功委員(立国社) への答弁。

<緊急宣言効果十分でないなら「国民の命と健康を守るための判断必要」>

安倍首相が、新型コロナウイルスから「自らの身を守る行動を」と警戒を呼び掛けた翌日、昭恵夫人が大分に旅行し、団体と共に大分県宇佐市の「宇佐神宮」に参拝していたとの報道に関し、首相は「事前に聞いていた」としたうえで、「訪問中は感染拡大防止に注意し、参拝したときのみマスクを外した」と説明した。

緊急事態宣言の実施期間について、先行地域が5月6日までなら、新たに対象地域に加わった他の道府県は、効果確認に時間がかかるのでないか、実施期間の延長が必要でないか、との質問に対して、首相は期間を決めるのは専門家であり「今は判断できない」と回答した。