北朝鮮が弾道ミサイル関連施設建設か、米シンクタンクが指摘

Reuters

発行済 2020年05月06日 15:15

[ソウル 6日 ロイター] - 米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)は5日、北朝鮮の平壌国際空港近くで建設中の施設が弾道ミサイル開発計画に関連しているとの見解を示した。

CSISは5日に公表した報告書で、商業衛星の画像に建設中の施設と、その隣りに米国を射程圏内に置くと専門家が指摘する大陸間弾道ミサイル(ICBM)を格納できる地下施設が写っていると指摘。

この施設は2016年から建設が進められており、大規模な鉄道駅なども備えている。平壌の弾道ミサイル部品工場にも比較的近い。

報告書は「これらの特徴は、この施設が弾道ミサイルの運用支援を目的としている可能性を示唆する」としている。

今のところ、この報告書について北京の北朝鮮大使館のコメントは得られていない。韓国統一省の報道官は6日の定例会見で、コメントを差し控えた。