NY知事、一部州の経済再開は「間違い」 事実に基づく判断訴え

Reuters

発行済 2020年05月07日 05:23

[6日 ロイター] - 米ニューヨーク州のクオモ知事は6日、一部の州が新型コロナウイルス感染者の増加にもかかわらず経済を再開させているのは「間違っている」とした上で、政治ではなく事実や統計に基づいた判断が必要と訴えた。

知事は「感染者が増加傾向にあるのに経済を再開させている州がある。これは間違っていると思う」と語った。

新型コロナ患者の大半は51歳以上で、公共交通機関は利用していなかったことが、医療機関に行った調査で明らかになったと指摘。また新型コロナの一日の死者は5日が232人と、前日からやや増加したものの、2週間前からは半減しているほか、入院患者は9179人と3月28日以降で最少になったとした。

州の経済封鎖は15日に期限を迎える。知事はこれまで、コロナの影響が最も限定的な地域で建設業などの一部業種の活動再開を認めるなど、段階的な再開に向けた概要を公表している。