台湾、WHO総会に招待されず 米国務長官はテドロス氏非難

Reuters

発行済 2020年05月18日 16:47

更新済 2020年05月19日 01:00

[台北/ワシントン 18日 ロイター] - 台湾の呉ショウ燮外交部長(外相)は18日、同日から開催される世界保健機関(WHO)の年次総会に招待されていないことを明らかにした。中国からの圧力がかかったためという。

台湾は中国の反対でWHOに加盟できていない。台湾のWHO参加を巡っては、米国を始め多数の国が支持を表明していたが、今回はひとまず棚上げとなった。年内にあらためて協議することで合意したという。

台湾は、早期に新型コロナウイルス封じ込めに成功した経験を各国と共有することを希望していた。

呉外交部長は「あらゆる努力や、前例ない規模の国際的支持にもかかわらず、台湾は総会への招待を受け取っていない。台湾外交部は、中国からの圧力に屈し、2300万人の台湾住民の健康を軽視したWHO事務局の決定を極めて遺憾に思う」と述べた。