米資本市場から中国企業締め出す法案、有力議員が準備

Reuters

発行済 2020年07月02日 10:26

[ワシントン 1日 ロイター] - マルコ・ルビオ米上院議員(共和党)は、スパイ行為や人権侵害、中国軍に関与する中国企業を米資本市場から締め出すための法案を準備しており、数週間以内に提出する計画だ。

米国は、新型コロナウイルスの発生源や香港への統制強化を巡り、中国への強硬姿勢を強めている。

ロイターが前週、米政府の文書を確認したところによると、トランプ政権は、通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]や杭州海康威視数字技術(ハイクビジョン) (SZ:002415)など中国企業20社について、中国軍に所有または管理されていると判断した。

ルビオ議員は、ロイターに宛てた文書で「中国共産党による米資本市場の利己的な利用は、米経済と国家安全保障への明確なリスクであり、対応が必要だ」と指摘。