トランプ氏、記念碑破壊を批判 「米国の歴史を抹消」

Reuters

発行済 2020年07月04日 06:55

更新済 2020年07月05日 09:45

[ラシュモア山国立記念公園(米サイスダコタ州) 3日 ロイター] - トランプ米大統領は3日、中西部サウスダコタ州を訪れ、歴代大統領4人の顔が山肌に刻まれたラシュモア山国立記念公園で演説した。支持者らを前に、人種差別に抗議するデモの参加者が記念碑や銅像などを破壊し、米国の歴史を抹消しようとしていると非難した。

トランプ氏は、デモ隊は米国の政治制度の基礎を脅かしているとし、「左派による文化革命は間違いなく、米国の革命を転覆させることが狙いだ」と強調。

「怒れる群衆は、我が国の建国者の像や最も貴重な記念碑を破壊しようとし、都市部で相次ぐ暴力犯罪を招いた」と述べた。

この日のイベントには7500人が参加。多くの人は公衆衛生当局の助言に従わず、マスクを着用していなかった。