イラク、7月の原油輸出が増加 減産枠なお未達か

Reuters

発行済 2020年07月22日 01:45

更新済 2020年07月22日 01:55

[ロンドン 21日 ロイター] - 海運データなどによると、イラクの原油輸出が7月に入って増加していることが分かった。石油輸出国機構(OPEC)第2位の産油国である同国が、協調減産で決められた減産枠をなお達成していないことが示された。

リフィニティブのEIKONと2つの業界データの平均によると、7月はイラク南部からの輸出が20日までで日量平均270万バレル。これは6月の公式データと変わらない水準だ。

OPEC加盟国とロシアなど非加盟国で構成する「OPECプラス」が5月に結んだ過去最大の減産合意で、イラクは日量106万バレルの減産を行うことになっている。