ポルトガル成長率、第2四半期は‐14.1%で過去最大の落ち込み

Reuters

発行済 2020年08月03日 14:53

[リスボン 31日 ロイター] - ポルトガルの国立統計院(INE)が31日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)速報値は、前期比14.1%減少し、過去最大の落ち込みとなった。前年比ではマイナス16.5%。

新型コロナウイルス感染拡大抑制のためのロックダウン(都市封鎖)が主要部門を直撃し、民間消費、投資、輸出が大幅に落ち込んだ。

ポルトガルの2大貿易相手国であるスペインとドイツも、第2・四半期GDPはそれぞれ18.5%と10.1%減少した。

消費者物価指数は6月に0.9%上昇していたが、7月は1.3%低下に転じ、内需の弱さをあらためて浮き彫りにした。

昨年のGDPは2.2%増だった。