ハリス氏の起用、バイデン陣営が環境規制強化に前向きシグナルか

Reuters

発行済 2020年08月13日 07:36

[ワシントン 12日 ロイター] - 米大統領選で民主党候補指名を確実にしたバイデン前副大統領は、カマラ・ハリス上院議員を副大統領候補に起用したことで、環境規制強化に前向きな姿勢を示した――。環境保護団体からはこうした期待の声が出ている。

ハリス氏を指名した際にバイデン氏は、ハリス氏がサンフランシスコ州の検事や司法長官時代に環境汚染を引き起こした幾つもの企業を提訴した実績を強調した。

バイデン氏陣営が公表したファクトシートには、ハリス氏が州司法長官としてシェブロン (N:CVX)やBP (L:BP)といった企業を相手に環境破壊に対する賠償を求める訴訟を起こしたことや、カリフォルニア州のディーゼル車排ガス汚染問題に関係した企業を訴えたことなどが記されている。