[北京/シンガポール 31日 ロイター] - 中国石油化工集団(シノペック) (SS:600028) (HK:0386)は、今年下半期に国内の燃料需要が回復するとの見通しを示した。国内で天然ガスの掘削ペースを加速する方針も示した。
同社が30日発表した1-6月期決算は、純損益が217億2500万元(31億7000万ドル)の損失となった。リフィニティブ・アイコンで確認できる2003年以降のデータによると、半期決算が赤字となるのは初めて。新型コロナウイルスの世界的流行のあおりで燃料需要が落ち込んだ。[nL4N2FW12A]
ただ同社の幹部は会見で、国内では景気の回復が進んでおり、下半期のエンドユーザーのガソリン・軽油・灯油需要が前年同期比で1%増加するとの見通しを示した。上半期は13%減だった。
同社は「第2・四半期以降、事業と利益率が月を追うごとに改善している」とし、業績は安定したと表明した。
同社は2025年のシェールガス生産を現在の2倍近い130億立方メートルとする目標も表明した。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200831T083344+0000