南アGDP、第2四半期は前期比51%減 4四半期連続マイナス成長

Reuters

発行済 2020年09月08日 19:37

更新済 2020年09月08日 23:18

[プレトリア 8日 ロイター] - 南アフリカ統計局が8日発表した第2・四半期国内総生産(GDP)は、季節調整済みの年率換算で前期比51.0%減と、予想コンセンサスの47.3%減を下回った。マイナス成長となるのは4四半期連続。

新型コロナウイルス感染抑制で厳しいロックダウン(都市封鎖)を実施したことが影響した。

前年比では17.1%減だった。

農業が前期比15.1%増となる一方、鉱業は73.1%減、金融は28.9%減、製造業は74.9%減、卸売・小売売り上げは67.6%減、建設は76.6%減などとなった。

第1・四半期のGDPは前期比1.8%減、前年比0.1%増に上方修正された。速報値はそれぞれ2.0%減、0.1%減だった。

統計局のリセンガ・マルレケ統計局⻑は、4四半期連続のマイナス成長は史上初めてと確認。また同局幹部のジョー・デビア氏は、インフレ調整後の経済規模はおおむね2007年第1・四半期と同程度になったと指摘した。