ナワリヌイ氏の毒物、仏なども確認 ロシアに説明要求=独政府

Reuters

発行済 2020年09月14日 18:58

更新済 2020年09月15日 01:18

[ベルリン 14日 ロイター] - ドイツ政府のザイベルト報道官は14日、ロシアの反体制派指導者ナワリヌイ氏に対して旧ソ連が開発した神経剤「ノビチョク」が使用されたことを、スウェーデンとフランスの検査機関もそれぞれ独自に確認したことを明らかにした。

ナワリヌイ氏から採取した検体はさらに、オランダ・ハーグにある化学兵器禁止機関(OPCW)にも送られた。

ナワリヌイ氏はベルリンにあるシャリテ病院に入院中。同病院の軍医が最初にノビチョクによる毒殺未遂だと断定した。

ロシア側は、ナワリヌイ氏に毒物が盛られた証拠はないとしている。

ザイベルト報道官は、3機関がノビチョク使用を確認したことを受け、ロシアに対して改めて説明を求めるとともに、協力して調査を行うよう呼び掛けた。