独首相、ロシア反対派ナワリヌイ氏を見舞い 入院中に

Reuters

発行済 2020年09月29日 02:22

[モスクワ/ベルリン 28日 ロイター] - ドイツのメルケル首相が、ベルリンの病院に入院していたロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏を、見舞いに訪れていたことが分かった。首相の報道官が28日明らかにした。

ナワリヌイ氏は毒物を盛られたとみられ、ロシア国内便の機内で先月に意識を失った後、ベルリンの病院に移送され、治療を受けていた。独仏に加えスウェーデンで実施された検査では、神経剤ノビチョクが使われた証拠が指摘されている。

メルケル首相の報道官は、首相の見舞いについて「入院していたナワリヌイ氏への個人的訪問」と説明。詳細には踏み込まなかった。