バイデン氏、対中強硬姿勢の維持必要 当選なら=クルーグマン氏

Reuters

発行済 2020年09月29日 03:44

[ブラジリア 28日 ロイター] - ノーベル経済学賞受賞者のポール・クルーグマン氏は、民主党の大統領候補ジョー・バイデン前副大統領が11月の大統領選で勝利した場合、中国に対する強硬姿勢を維持する必要があるとしつつも、焦点は関税よりも産業政策に当てられるとの見通しを示した。

トランプ大統領に批判的なクルーグマン氏はロイターとの電子メールでのインタビューで、「米中関係は複雑だ。米国には真の不満がある半面、トランプ大統領の貿易戦争に大きな支持はない」とし、「そのため、バイデン氏は中国との対決を続けるだろうが、軸足をより産業政策に置き、他国を連携させるなど、異なるアプローチが取られるだろう」と述べた。