中国、国産ワクチンのWHO緊急使用時リスト入りで協議中

Reuters

発行済 2020年10月06日 19:46

[シンガポール 6日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)の幹部は6日、中国が国産のCOVID─19(新型コロナウイルス感染症)ワクチンをWHOの緊急時使用リストに加えることについて、WHOと協議していることを明らかにした。

緊急時使用リストに加われば、公衆衛生上の緊急事態での使用を早めるために、無認可のワクチンや治療はWHOによる評価が受けられる。国際的な使用にも道が開かれる。

中国では、エッセンシャルワーカーやその他ハイリスクと考えられるグループの人々を対象に、臨床試験(治験)が完了していない国産ワクチンが投与されている。

WHOの西太平洋地域担当のコーディネーター、ソコロ・エスカランテ氏は、オンラインでの記者会見で、中国が国産ワクチンの緊急時使用リスト入りを巡りWHOと予備的協議を行ったと述べた。