ファイザーのワクチン、発展途上国への供給体制が課題=ファウチ氏

Reuters

発行済 2020年11月12日 08:46

[11日 ロイター] - 米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は11日、米製薬大手ファイザー (N:PFE)とドイツ製薬ベンチャーのビオンテック (O:BNTX)が共同開発する新型コロナウイルスの予防ワクチンについて、保管に超低温の温度管理が必要なため、発展途上国への供給体制が大きな課題になるとの認識を示した。

ファイザーとビオンテックは9日、開発中の新型コロナワクチンの臨床試験(治験)で有効性が9割に達したと公表した。

ただ、このワクチン候補は「メッセンジャーRNA(mRNA)」という免疫システムに働きかける物質を使っており、セ氏マイナス70度程度での保管が必要。