イラン経済、米国が制裁解除なら4.4%成長に回復も=IIF

Reuters

発行済 2020年11月27日 15:00

[ドバイ 26日 ロイター] - 国際金融協会(IIF)は、米国がバイデン政権の下で対イラン制裁を解除すれば、イランの経済成長率は来年、4.4%に回復する可能性があるとの見方を示した。一方、COVID─19(新型コロナウイルス感染症)流行の影響で外国からの投資が抑制される可能性も指摘した。

11月3日に行われた米大統領選挙でバイデン氏の勝利が確実になったことを受けて、2015年に米英独仏中ロとイランの間で結んだ核合意に米国が復帰する可能性がある、との観測が広がっている。この合意は、イランが核開発プログラムを制限する見返りに、同国への制裁を解除するものだが、トランプ政権は2018年に合意から離脱した。