米大統領選での不正投票、見つかっていない─バー司法長官=報道

Reuters

発行済 2020年12月02日 05:45

更新済 2020年12月02日 07:36

[ワシントン 1日 ロイター] - バー米司法長官は1日、米大統領選で広範囲にわたり不正投票が行われたことを示す証拠は見つかっていないと述べた。AP通信が報じた。

報道によると、バー長官は「これまでのところ、選挙結果に影響を与えるような規模の不正行為は見つかっていない」と語った。

これに対し、トランプ陣営の弁護団は、司法省が不正投票に関する調査を十分実施していないと反論した。

バー長官は先月、大統領選の不正投票に関する「根拠のある主張」を調査するよう連邦検察に指示する一方、「現実離れした主張や無理な主張」は調査しないよう命じていた。

大統領選では、民主党のバイデン前副大統領が、選挙人のうち306人、トランプ氏が232人を獲得した。

ただ、トランプ氏は証拠を示さずに、大統領選に大規模な不正があったと主張。州・連邦当局は相次いでトランプ氏の主張を否定している。