米、イラン外交官と大学に制裁 テロ関与の疑い

Reuters

発行済 2020年12月09日 01:41

更新済 2020年12月09日 04:45

[ワシントン 8日 ロイター] - 米財務省は8日、テロリズムに関与した疑いがあるとして、イランのハサン・イールルー駐イエメン大使と、イランのアルムスタファ国際大学に対する制裁措置を導入した。

財務省によると、イールルー大使はイラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」の幹部。同氏がこのほどイエメンに着任したことは、イスラム教シーア派の武装勢力フーシ派への支援を拡大させるイランの意向を反映しているとし、イエメン内戦の収束が一段と困難になるとの見方を示した。アルムスタファ国際大学はコッズ部隊運営のほか、国外での人材確保に関与している疑いがあるとしている。